移ろうプラネタリウム・3

三瓶自然館サヒメルのプラネタリウム・インフィニウムβの恒星球のまわりを、黒いガードのようなものが取り囲んでいます。

これは、地平線より下に星が映らないようにするための仕掛けです。このプラネタリウムは、恒星球から全方位に向かって星が出るので(例えとしては正確ではありませんが、ミラーボールのように)、何もしなければドームとしての地平線より下、客席にも星の光が映ってしまいます。


そこで、傾斜をつけた細かな金網状のガードで取り囲むことで、ある角度以下は恒星球からの光が映らないようになっています。


ドームに映るエリアから覗いてみると、投影されるレンズがしっかり見えますが・・。

客席のあるあたりから見ると、その投影レンズは見えなくなってしまいます。

地平線下に星が映らないようにするために投影レンズに重力シャッターと呼ばれるものをつけたり、あるいは客席に星が映ってもいいとするものなど、各施設それぞれ機体による違いが楽しめるところではあります。


※2022年冬の更新で姿を消す機器類を紹介しています。

一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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