移ろうプラネタリウム・4

プラネタリウムを操作する投影者がいる場所をコンソールと呼びます。たいていは客席の一番後ろにあって、全体が見渡せる位置にあります。

コンソールにはプラネタリウムの操作に必要なすべてが詰まっています。近年はパソコン上で行う操作も増えたので、マウスを使うことも多くあります。

いろいろなボタンやダイヤルがあって難しそうには見えますが、手動(マニュアル)投影の時もすべてを使っているわけではありません。

真ん中にあるのが星空の時間経過を操作する日周ダイヤルです。回すことで星空が巡り、スピードを変えたり逆転させることもできます。

日の入りや日の出の演出時には薄明・朝夕焼け(それぞれ夕方用の西側と明け方用の東側)などを、マクロと呼ばれるプログラムされた演出を入れるならマクロボタンを、といったように必要に応じて操作します。

この写真の外には、デジタルプラネタリウムの操作画面や音響機器などもあり、基本的にそれらをすべて一人で操作しながらプラネタリウムを投影することになります。


※2022年冬の更新で姿を消す機器類を紹介しています。

一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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