2023.11.24 07:08木立の環天頂アーク出勤して車を降りると、見上げた空に薄く環天頂アークがかかっていました。歩いて木立を抜けていく間、枝葉の隙間を淡い虹色が彩ります。季節を問わず現れる大気光学現象ですが、11~12月頃になってくると朝方の環天頂アークに出会う機会が多くなってきます。これが条件よく現れる太陽高度の頃にちょうど出勤時刻が重なってくるからでしょう。【撮影時間帯】20...
2023.09.01 07:31月光冠(げっこうかん)月にかかった雲に光冠が現れていました。ちょうど月のあたりに雲の端があり、完全な円ではありませんが、虹色のような分光したリングが写真では三重ほど確認できます。
2023.05.12 14:28月の上部タンジェントアーク月の周りを囲む月暈(つきかさ)が見えることはしばしばありますが、それよりも上部タンジェントアークの方がよく目立つ夜でした。明るい光の部分が月、その上で伏せたお皿のように広がる光の部分がそれです。内暈に接するように現れる上部タンジェントアークは、太陽ないしは月の高度によって形を変えるのが特徴です。低ければV字型になり、高くなるとこのように内...
2023.04.01 15:17月暈【2023.4.1】三瓶自然館での天体観察会が開かれた新年度最初の夜。観察会の時間中、ずっときれいな月暈が出ていました。星を見るにはこの薄雲は妨げになるものの、天頂近くに昇った月の周りのリングは見事なものでした。
2022.12.05 05:30虹【2022.12.02】出勤前の西空に、うっすらと虹がかかっていました。すっかり紅葉した木々の上に、ずいぶんとはかなげに淡く弧を描いて。山陰の冬はさっと雨や雪が降ったと思ったら日差しが射してきて、またふっと曇るとぱらぱらと、といった繰り返しになることが多くあります。ですので、虹の出現率は夏場より冬場のほうが多い印象があります。太陽が低いところを移ろっていくので、...
2022.09.27 01:39彩雲【2022.09.26】空の高いところには、うろこ状の巻積雲。それより下を流れる雲が太陽の周りで色づいて彩雲となりました。太陽に近い部分は光環と呼ばれるものかも知れません。【確認できた時間】2022年9月26日10:30頃【彩雲としての見事さ】★★☆☆☆(色味の強さ、広がり)【場所】島根県松江市【カメラ】FUJIFILM X70※いろいろな大気光学現象はこちらに...
2022.06.07 02:07虹【2022.06.06】少し早めに目覚めたとき、目にした朝の虹。低めの雲が見える方向で、色味が薄く白っぽく感じました。虹は雨のような大きな水滴だと色がくっきりとし、霧のような小さな水滴だと白っぽくなる(霧虹、白虹)というので、どちらかというと後者に近いほうだったかもしれません。【撮影時間帯】2022年6月6日 6:40頃(太陽高度約20度)【虹としての見事さ】★...
2022.05.14 03:45日暈【2022.05.10】低空の雲もなく、全周にわたってきれいに現れた日暈。昼前から午後まで比較的長い時間見えていました。のち次第に雲が厚くなり、徐々に姿を消していきました。手前の木は花が満開で見ごろを迎えたナンジャモンジャの木(ヒトツバタゴ)。松江城公園の風物詩です。【撮影時間帯】2022年5月10日 10:50頃(太陽高度約65度)【日暈としての見事さ】★★★...
2022.04.11 02:51月暈【2022.04.10】上弦を少し過ぎた月にかかった暈。月の左上にはしし座の頭部、ししの大鎌。右下にはふたご座のカストルとポルックスが並んでいます。柿の木の芽が膨らみ始めました。【確認できた時間帯】2022年4月10日 21:50頃(月齢9.3、月高度約55度)【月暈としての見事さ】★★★★☆(円周、周囲の星の配置)【場所】島根県大田市【カメラ】FUJIFILM...