月光冠(げっこうかん)

月にかかった雲に光冠が現れていました。ちょうど月のあたりに雲の端があり、完全な円ではありませんが、虹色のような分光したリングが写真では三重ほど確認できます。

この日(2023年8月30日)の夜から翌日にかけての月が「スーパーブルームーン」と称されてもいました。地球に近いところで満月を迎え、見かけ上少し大きく見えるスーパームーン、そして一か月のうちに2度満月があるときの2度目を指すブルームーン。どちらも天文学的な用語とはいえませんが、両者が重なったということで、スーパーブルームーンだそうです。ここで見られた光冠の色味も加えたら、スーパーブルーレインボームーンとでも言いましょうか。


月が雲の端のあたりだったので、光冠の形も時折ゆがんで見えました。これは裾が広がってクラゲのようですね。


【撮影時間帯】2023年8月30日 22:20頃

【光冠としての見事さ】★★★★☆(多重のリング、色味)

【場所】島根県大田市

【カメラ】FUJIFILM X70

※大気光学現象についてはこちらもどうぞ。

一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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