幻日と、上部タンジェントアークと、外暈と

仕事終わりの夕日のそばに、幻日が出ていました。向かって右側だけの片側ながら、一瞬太陽と見まごうくらいの明るさで。まさに幻の太陽です。

帰りの道すがら空を気にしていると、今度は上部タンジェントアークが明るく。低い太陽高度の時にはV字型になる特徴そのものの形で明るくなりました。

ふと気づくと、右手側に淡く虹色が見えていました。位置からして外暈の一部です。縦に伸びた虹のような印象で、一部ながら肉眼でもはっきりわかる明るさでした。

左下の太陽から、上方の少し明るい部分が上部タンジェントアークの位置。少し離れて画面右端近くの虹色が外暈の一部と思われます。外暈が現れるのは太陽から46度ほど離れた位置なので、幻日や上部タンジェントアークの位置より二倍ほど離れたところです。

次々と空が賑やかに彩られる夕べでした。


【撮影時間帯】2025年6月5日 18:25~18:40頃

【幻日、上部タンジェントアーク、外暈としての見事さ】★★★★☆(三者の競演、外暈のレア度)

【場所】島根県大田市

【カメラ】FUJIFILM X70

※大気光学現象についてはこちらもどうぞ。


一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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