惑星パレード
ちょっと前に、離れて暮らす妹家族から「惑星パレード」という言葉を教えてもらいました。なんでも姪っ子が見たいと言っていたそうで。
確かに6月末にかけて明け方の空では、肉眼で見える5つの惑星(水星・金星・火星・木星・土星)と、望遠鏡が必要な2つの惑星(天王星・海王星)がすべて空に出ていたので、それをパレードと表現しているようです。私は今回初めて耳にしたものの、ニュースなどではたびたび見かけました。
天候もあって7月1日の明け方に見てみると、5惑星がぽつぽつと並んでいる様子がよくわかりました。私のコンパクトデジタルカメラではすでにすべてを収めきることができないので、東の空にカメラを向けると、明けの明星・金星と、水星が。
そろそろ水星はパレードから退場してしまいます。太陽に一番近いところを回る水星は、日暮れ後か夜明け前の限られた時間にしか見えないうえ、見られる期間も短いものです。7月上旬には見かけ上太陽にどんどん近づいていくので、まもなく見ることができなくなります。
次に水星が明け方の空にまわってくるのは今年10月ころとなりますが、その時にはすでに土星や木星を同時に見ることはできません。
【2022年7月1日04時20分頃・島根県大田市】
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