11月8日は皆既月食

2022年11月8日には皆既月食が見られます。午後6時過ぎから欠け始め、10時前には終わるという、観察しやすい時間帯。ちなみに次に日本で見られる皆既月食は2025年9月8日の未明、午前1時半頃から5時頃にかけてなので、ちょっと子供には難しい時間帯です。


(2022年11月8日・月食の経過)

部分食の始まり:午後6時10分

皆既食の始まり:午後7時16分

皆既食の終わり:午後8時42分

部分食の終わり:午後9時49分


月が昇って間もない時間帯なので、東の空が見渡せるところがよいでしょう。皆既(月が地球の影にすべておさまる)の状態は1時間半ほどもあるので、その間「赤銅色(しゃくどういろ)」と例えられる赤っぽい不思議な色味の月が楽しめます。

コンパクトデジタルカメラでも、ズームをかければ ↑ こんな風にその様子が撮影できるかも。

また、皆既となっている月が天王星を隠す天王星食と呼ばれる現象も起こりますが、天王星が6等級ほどと暗いので、双眼鏡や望遠鏡が必要です。各地の天文台のインターネット中継を見てもいいでしょう。

皆既中は月明かりが弱まり、あたりは暗く、星もよく見えるようになります。皆既が終わってだんだん月の光が強まってくると、次第に周りも明るくなって星の数も減っていきます。皆既が終わりに近づく午後8時半以降は、夜なのにだんだん明るくなる様子も楽しめますので、月だけではなく周囲にも気を配ってみてください。


【写真:2014年10月8日の皆既月食・19時30分頃・FUJIFILM X20】

一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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