ポン・ブルックス彗星

約70年周期で太陽を回るポン・ブルックス彗星(12P)が、2024年春に太陽に近づいて観察可能となりました。しかし、肉眼で分かるほどの明るさではありません。

4月10日には細い二日月と木星の間に位置していました。コンパクトデジタルカメラでは、わずかににじんだように写っています。

日没後の低い空のため、自宅周辺では山々に遮られます。歩きながら隙間を見つけて撮影しました。肉眼では全くわからず、双眼鏡ではかすかに「あれかな?」という存在を確かめることができたくらいです。

駅舎の灯りの向こうに月と木星、ポン・ブルックス彗星。その上にはすばるの姿もわかります。満開を少し過ぎつつある桜が、夜空に静かに枝を伸ばしていました。


【島根県大田市・2024年4月10日19:50頃・FUJIFILM X70(ISO3200・10s)】

一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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