太陽の肉眼黒点

太陽表面上に観察できる黒点(こくてん)。磁場の影響で周りより温度が低く、相対的に暗く(黒く)見えている部分です。これは永続的ではなく、できたり消えたりしますが、2024年5月にとても大きな黒点が現れました。

安全に観察できる投影法による太陽の像を見ると、いくつもの黒点が固まって大きな群れを作っているところがあります。日食メガネで観察すると、この部分が肉眼でも小さな点としてわかりました。こうした肉眼でもわかる大きな黒点を肉眼黒点と呼んでいます。

※太陽を肉眼で観察するときは必ず日食メガネ(太陽観察用グラス)を使ってください。

太陽の直径はおよそ140万kmあり、投影像から測ってみると、この部分だけでも10万kmほどの大きさはありそうです。地球は直径1万3,000kmほどなので、比べるといかに巨大かがわかりますね。

【三瓶自然館の20㎝クーデ式望遠鏡による太陽像・2024年5月10日12時頃】

※投影されているので像は反転しています。太陽の南北は合わせていません。

一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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