スターリンク衛星

アメリカの民間宇宙企業・スペースXが進めている、人工衛星を使った通信システム、スターリンク。全部で1万以上の衛星を配置し、地球上のどこでも通信ができるようにするといいます。このための衛星が頻繁に打ち上げられており、一度の打ち上げで20~60程度の衛星が送り出されますが、この打ち上げ直後にはこれらが連なって夜空を横切る様子が見られます。その様子から「スターリンクトレイン」とも呼ばれているようです。

まるで銀河鉄道の窓明かりのように点々と光が並んで進むさまは、初めて見る人には相当の驚きを与えてくれます。時間をかけて間隔を広げていくので、ほどなく鉄道っぽくはなくなりますが、なにしろ何度も打ち上げが行われるので目にする機会はそれなりにあるでしょう。目で見た印象は緑色っぽい感じがしますが、写真にとると青っぽく写りました。この日は23機の衛星が並んでいたようです(Starlink G6-64 ・10秒露出のため個々に分かれては写っていません)。

ちなみに人工衛星が見えるのは太陽の光が当たっているからで、日没後あるいは日の出前の2~3時間程度はいろいろな衛星の軌跡をみることができます。


【島根県大田市・2024年6月2日20:38頃・FUJIFILM X70(ISO3200・10s)】

一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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