太陽の塔(黒い太陽)と彩雲

ファルネーゼのアトラスを見に行く前日、大阪の万博記念公園を訪れました。初めて間近で見る太陽の塔。過去を表すという、背中の「黒い太陽」の側に回った時、雲がほんのり色づき彩雲に。

その手に彩雲を乗せる太陽の塔。ほどなく色味は消えていきました。

太陽の塔には、正面に現在を表す「太陽の顔」、未来を表す「黄金の顔」、そして背中にこの過去を表す「黒い太陽」が、さらに地下に「地底の太陽」があるといいます。

55年前の万博。生まれる以前のことのため話に聞くだけですが、天文がらみとしては大人気だったという月の石が真っ先に思い浮かびます。

2018年からは一般公開として内部が見られるようになっています。「生命の樹」と呼ばれる、生き物の進化を辿りながら上層へと昇っていく展示。これを内包していると思うと、太陽の塔の魅力が一段と極まります。万博時は手の先から外に出られるようになっていた、とか新しい驚きも。

同じ万博記念公園にある国立民族学博物館は、ものすごい物量の資料があふれていくら時間があっても足りないもの。折々に訪れてみたい場所でした。


【撮影時間帯】2025年12月1日 10:45頃

【彩雲としての見事さ】★★☆☆☆(記念碑との共演)

【場所】大阪府吹田市

【カメラ】FUJIFILM X70



一夜語(ひとよがたり)

プラネタリウム 一夜語 -ひとよがたり‐ 投影情報

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