惑星たちを包む月暈
寒気が行き来する3月初旬の夜、上弦の月が中天高くで見事な月暈をまとっていました。
いやにきらびやかなのは、あたりに明るい星が多いから。木星・火星の惑星と、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のベテルギウスも月暈の内側におさまっていました。東側には惜しくも輪に加われなかった双子のカストル・ポルックス、西側にはプレアデス星団、すばるの姿も。
月暈(日暈)は半径が約22度と大きさが決まっているので、そこに含まれる星には限界があります。明るい星の多い冬のエリアに2つの惑星が加わって、と考えると、月暈におさまる一等星クラスの星の数としては最大級ではないかと考えます。
【撮影時間帯】2025年3月7日 20:00頃
【月暈としての見事さ】★★★★★(明るさ、星との競演)
【場所】島根県大田市
【カメラ】FUJIFILM X70
※大気光学現象についてはこちらもどうぞ。
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